出典元:IGN JAPAN
アリ・アスター監督の『ミッドサマー』にも影響を与えた、1973年のホラークラッシック『ウィッカーマン』がテレビシリーズ化されるようだ。
Deadlineが報じたところによると、このシリーズを手がけるのは、Urban Myth FilmsとThe Imaginarium Studios。The Imaginarium Studiosはアンディ・サーキスとジョナサン・カヴェンディッシュの制作プロダクションだ。
ドラマシリーズ版の「ウィッカーマン」は現在進行中だと伝えられているが、2006年にはニコラス・ケイジ主演のリメイク版も製作されている。
Urban Myth FilmsとThe Imaginarium Studiosがスタジオカナルから『ウィッカーマン』の権利を取得し、『宇宙戦争』の脚本家、ハワード・オーヴァーマンがすでに脚本の執筆に着手しているという。
「現在は初期段階で、可能性のある放送局、あるいは配信元へ売り込み中」であるとDeadlineは伝えている。
1973年に公開されたオリジナルの『ウィッカーマン』は、エドワード・ウッドワードが、少女の失踪事件を捜査するためにサマーアイル島という孤島を訪れる主人公のハウイー巡査を演じる。『ウィッカーマン』はフォークホラー映画というジャンルを確立した作品のひとつで、古くから伝わるキリスト教以前のペイガニズムを信仰する小さなコミュニティが描かれる。クリストファー・リーが謎のサマーアイル卿を演じている。
オーヴァーマンは「テレビシリーズはオリジナルの映画と違うものになるが、『その核となる同じテーマ、犠牲、迷信、儀式といったこと』を探求していく」とDeadlineに話している。
The Imaginarium Studiosの共同創設者であるカヴェンディッシュは、オーヴァーマンは「テーマとオリジナルの『ウィッカーマン』の恐ろしいパワーをスリリングな現代の設定に引き入れ、大胆で、ショッキングで、ほかにはないシリーズを作り出している」とコメント。
リメイク版『ウィッカーマン』のIGN USのレビューは、10点満点中7。
「『ウィッカーマン』は、よくできたシーン、恐怖、独創的なヴィジュアルで満足できるスリラー。ちょっと変わったものを求めている人を引きつけられるくらいには奇妙だが、まったく新しいといえるほどではない。キャストは全体にわたって見事な演技でストーリーを支え、ニール・ラビュートの監督は、ウィッカーの最高のシーンを作り出す不安感をこの映画に与えている」と評している。