さくら、リリーら13人が寅さんへ呼びかけ、「男はつらいよ」第50作舞台挨拶(映画.com)

出典元:“寅さんファミリー”が集結

[映画.com ニュース]映画「男はつらいよ」の生誕50周年を記念した、22年ぶりとなる節目のシリーズ第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」の公開記念舞台挨拶が12月26日、東京・丸の内ピカデリー1で行われた。

 12月27日の公開を控え、前夜祭と称し興行として最初の上映。山田洋次監督をはじめ倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、浅丘ルリ子ら総勢13人の“寅さんファミリー”が集結した。

 山田監督は製作に当たり、何度となく過去のシリーズを見直して本編に使用するシーンを厳選。「50作、関わったすべての俳優、スタッフで作り上げた。完成してみて分かったのが、中心にいたのはやっぱり主役は寅さん、渥美清さん。若い方も年配の方も50年の歴史を振り返って、いろいろなことを考えながら最後に拍手のひとつでもしてくださる映画であってほしい」と真摯に語った。

 妹さくら役の倍賞は、「やっとでき上がって、お兄ちゃんはどこかで見ていて『さくら、よく頑張ったじゃないか』と言ってくれると思う」と感涙。そして、「ねっ、秀」と声を詰まらせながら、息子の満男役の吉岡にマイクを託した。

その吉岡は、「伯父さんだったら、『バカだなあ。そんなこと公衆の面前で言うもんじゃない』と言うと思う」と苦笑。それでも、「随分、風に向かって伯父さんの名前を呼んだけれど、一向に来てくれなかった。でも、ずっと側にいて『だから50作目ができたんじゃないか』と言ってくれている気がします」と感慨深げに話した。

 今作でシリーズ最多となる6作でマドンナのリリー役を務めた浅丘は、「リリーはずっと寅さんの帰りを待って、独りでジャズ喫茶リリーをやっております。帰って来たら、奄美大島の家がまだあるから2人でゆっくり住みたいね」と、天国の渥美さんに呼びかけた。

 ほかにも夏木マリ、美保純、佐藤蛾次郎、北山雅康のレギュラー陣、新たなに参加した池脇千鶴、桜田ひよりが寅さんへのメッセージを送った舞台挨拶。過去に警官、泥棒役などで出演し、御前様に“昇格”した笹野高史は「寅さん一家の一員に加われたのがうれしい。ウィ・アー・ファミリー」と、自身が出演するauのCMのフレーズで喜びを表した。

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