なぜそんな見た目になったんですか? 第1回 ZAZY「ピンクは全然好きじゃない」(お笑いナタリー)

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出典元:お笑いナタリー

この企画は、芸人たちにあえて“見た目”のことしか聞かないインタビュー連載。「なぜその衣装を選んだのか」「髪型は何をモチーフにしているのか」といった質問を通じてビジュアルに隠されているこだわりやルーツを探り、またその強烈な個性を写真に収めていく。

【画像】ZAZY(他8件)

記念すべき初回は、一瞬で目を引くピンクの衣装、肩にかかるロングの金髪、ホットパンツから伸びるつるんとした脚、歩きやすさ度外視の厚底ブーツがインパクト抜群なZAZYが登場。最初は本名・赤井俊之として地味な格好で活動していた彼が、“ZAZY”という強烈なキャラクターに生まれ変わったきっかけとは。

取材・文 / 塚越嵩大
撮影 / 井上恵美梨

■ 私生活がZAZYに浸食されている
──ZAZYさんの衣装をこんなに間近で見たのは初めてなのですが、想像以上にピンクが鮮やかです。デビュー当時から衣装はこのスタイルだったんですか?

むしろ真逆ですね。黒い短髪のスーツ姿で、芸名も本名そのまま「赤井俊之」でした。あるときに「ずっと、あなたと、ずっと、吉本」の略である「ZAZY」に名前を変えたんです。「改名したからには見た目をもっとZAZYっぽくせな」と思って、脳内のZAZYのイメージに現実の姿を寄せていく作業をして、そこから今のスタイルになっていきました。最初の頃は「ZAZYっぽさとは何か?」と悩んでいたんですけど、ふとアヴリル・ラヴィーンさんのミュージックビデオを目にしたときに「自分のお笑いにはこのポップさが必要なんだ!」と気付いて、彼女のような金髪ロン毛にして、衣装も派手になりました。

──もとから派手な格好が好きだったわけではないんですね。

全然です。学生時代は地味でした。ZAZYになってからは「より面白い格好に」という意識で衣装を変化させていて、その結果、どんどん派手になっています。超厚底のブーツを履くようになったのも「大きい奴と大きくない奴だったら大きい奴のほうが面白い」という単純な理由です。

──シンボルカラーをピンクにしたのは好きな色だったからですか?

これも全然好きじゃなくて。僕はプライベートでもピンク色の服を着ているんですけど、別に「私生活もピンクでいこう」と決めているわけじゃなくて、気が付いたらピンク色のものを買ってしまっているんです……。私生活がどんどんZAZYに浸食されています。

──今でこそZAZYさんの派手な見た目はネタの重要な要素の1つになっていると思うのですが、この格好に至る前に「ネタの邪魔になってしまうのでは」という懸念はなかったですか?

なかったです。黒い短髪のスーツ姿のときも今と同じようなネタをやってたんですけど全然ウケなくて。「ぶっ飛んだネタと地味な格好が合ってないんじゃないか」という声をいただくこともあって、むしろ普通の格好であることがネタの邪魔になってたんだと思います。

──一方で、あるときからネタの最初に「見慣れていただく時間」を設けるようになりましたよね。

そうですね。ライブのアンケートに「格好が派手すぎてネタに集中できません」「脚ばかり見てしまいます」「ブーツは何cmですか?」とか、ネタと無関係なことばかり書かれていたので、ネタに集中できていない時間を一刻も早く終わらせないといけないと思って「見慣れていただく時間」を設けました。それでも、この格好が生理的に無理な人は2~3割いると思います。その方々は申し訳ございませんが、門前払いという形を取らせていただいています。こちらもしたくはないんですけど……。

■ 意味を求めようとするとみんなが同じ方向にいってしまう
──現在の見た目でよかったことはなんですか?

一発で覚えてもらえるのは芸人として有利かなと思っています。あんまり活躍しなくても、番組のスタッフさんに覚えてもらえるので(笑)。ZAZYっていう名前で「なんや」と思ってもらえて、衣装でもう1回「なんや」と思ってもらえるじゃないですか。最初の時点で2個の「なんや」があるので引っかかりやすい。あとは面白ければ勝ちという状態ですよね。私生活だと、行くのが2回目の居酒屋で常連さんの扱いをしてもらえるのがいいことです。

──逆に悪かったことは?

大失敗したときも印象に残りやすいところ。地味な格好をしてる人が失敗しても1年くらいで忘れられると思うんですけど、僕の場合はピンク色の奴が失敗している姿が皆さんの目に鮮明に焼きつくことになります。あとは日中に女の子と遊びにくくなること。僕は全然いいんですけど、女の子にしてみたら隣がこんな派手な奴だったら恐らく嫌じゃないですか。

──自分以外に見た目がイケてるなと思う芸人はいますか?

うーん……。(3分ほど考え込んで)吉本新喜劇の方でもいいですか?

──もちろんです。

末成映薫さんですね。役柄やギャグに全然関係ない大きいヅラを被っていたりして、意味わからないじゃないですか(笑)。あの意味不明な感じがいいなあと思います。

──ZAZYさんの金髪や羽もネタに直接関係してないですよね。そういった無意味さに惹かれるんでしょうか?

そう言われれば確かに、意味のなさは自分にとって大事な要素かもしれません。意味を求めようとするとみんなが同じ方向にいってしまうと思うんです。例えば漫才コンビのボケが“ボケであることがわかりやすい見た目”にするためにカラフルな衣装を着たら、みんな同じテイストになってしまうじゃないですか。そう考えると見た目って意味ないほうがいいんでしょうね。

──なるほど。最後に、今後さらに衣装を進化させるプランがあったら教えてください。

最終的には「紅白歌合戦」の小林幸子さんみたいになりたいです。あの衣装、普通の劇場には置けないけど、NGK(なんばグランド花月)だったらいけると思うんです。なので、ZAZYが50代や60代のときにNGKの舞台に立っていて、袖に大きな衣装を置いてもらえているのが理想ですね。衣装がすごすぎてフリップがめくれなくなっても構いません。

■ ZAZY(ザズィー)
1988年6月27日生まれ、大阪府出身。NSC大阪校に33期生として入学し、2011年4月にデビュー。奇抜な発想力を生かしたフリップネタで知られ、2017年に「第47回 NHK上方漫才コンテスト」の決勝に進出した。2021年には「R-1グランプリ2021」準優勝。来る8月10日(火)に単独ライブ「ZAZY LIVE GOLD『TOTETSUMONAI SHINING EMERALDER』」を東京・ヨシモト∞ホールで開催予定。これに向け、YouTubeチャンネル「ZAZY official world」で5月18日から本番当日まで2021時間にわたる生配信に挑戦している。

■ ZAZY LIVE GOLD「TOTETSUMONAI SHINING EMERALDER」
日時:2021年8月10日(火)15:30開演 17:00終演
会場:東京・ヨシモト∞ホール
料金:前売2000円 当日2500円 / オンライン1200円(GoTo割引料金)

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