[映画.com ニュース] 「リトル・ミス・サンシャイン」(2006)の製作陣が再結集し、ナオミ・ワッツ、エル・ファニング、スーザン・サランドンが顔をそろえた「アバウト・レイ 16歳の決断」の日本公開日が、2018年2月3日に決定した。本国アメリカでの公開延期に伴う日本公開延期(当初は16年1月22日公開予定)を乗り越え、約2年を経ての公開となる。
「アバウト・レイ 16歳の決断」本国予告編はこちら!
トランスジェンダーの主人公レイ(ファニング)と母マギー(ワッツ)、祖母ドリー(サランドン)の人間模様を描く本作。心も体も男性として生きることを望むレイだったが、ホルモン治療を行うためには両親から同意書にサインをもらう必要があると知る。レイの説得を受け、マギーは別れた夫に会いに行くことを決意。レズビアンのドリーも巻き込み、3者が傷つけあいながらも互いと向き合い、やがて家族として再生していくさまが描かれる。
本国予告編もあわせて公開され、トレードマークの長髪をばっさり切り、声も変えるなどのなりきりぶりを見せるファニング、製作総指揮も務めたワッツ、「デッドマン・ウォーキング」のオスカー女優サランドンの演技合戦が収められている。「まだ女として見られてるのがつらい」といったレイの苦悩や周囲の人間の葛藤が描かれると共に、マギーの「レイの出産は唯一の正しい決断」、レイの「自慢のママだ」、ドリーの「人生を楽しめば?」など、見る者の心を温める珠玉のセリフが並ぶ。