［映画.com ニュース］韓国を代表する名優チェ・ミンシクが主演する映画「ザ・メイヤー　特別市民」が、2018年2月17日から公開されることが決定した。あわせて、劇中カットと海外版ポスタービジュアルがお披露目された。

　本作は、生き馬の目を抜くようなソウル市長選挙が描かれる。不正、策略、裏切りなど、勝つためには手段を選ばない候補者たちによる“モラルなき選挙”が展開。ソウル市民1029万人の心をつかむべく、現職市長や対抗馬たちがしのぎをけずるさまを描き出す。新鋭パク・インジェ監督がメガホンをとり、「ヒマラヤ　地上8,000メートルの絆」「トンネル　闇に鎖（とざ）された男」にも参加したキム・テソンが撮影を担当する。

　第57回カンヌ国際映画祭グランプリを獲得した「オールド・ボーイ（2003）」での熱演が注目され、近年ではリュック・ベッソン監督作「LUCY ルーシー」にも出演したチェ・ミンシク。“韓国のアカデミー賞”といわれる大鐘賞では、3度の主演男優賞に輝いた名優が本作で演じるのは、次期大統領選挙を狙って史上最多の3選に挑む現職ソウル市長のピョン・ジョング。“政治はショー”という信念と徹底したイメージ管理によって有権者の支持を集め、権力を握るためなら手段と方法を選ばないという人物だ。

　そのほか「アシュラ」「哭声　コクソン」での怪演が記憶に新しいクァク・ドウォンがジョング現市長をサポートする選挙対策本部長シム・ヒョクス、「サニー　永遠の仲間たち」「怪しい彼女」のシム・ウンギョンが情熱だけで政界に飛び込んだ広報担当のパク・ギョンを演じる。また「お嬢さん」のムン・ソリ、「ありふれた悪事」（12月9日公開）のラ・ミラン、「あいつだ」のリュ・ヘヨンも出演している。