ディズニーの新作長編アニメーション「Gigantic」のプロジェクトが中止になった。
このニュースはThe Hollywood Reporterの独占リポートの中で明らかとなり、創作作業における問題なども共に報じられた。
2020年の公開を予定していたこの映画は、有名な寓話「ジャックと豆の木」に現代的な再解釈を加えたものとなる予定だった。雲の中に巨人の国を見つけたジャック、そして彼を手助けしてくれることになる身長18メートル、11歳のイーマの2人がメインキャラクターとなる予定だった。
「Gigantic」はミュージカル調のコメディとして制作されていた。ネイサン・グレノ(『塔の上のラプンツェル』)とメグ・レフォーブ(『インサイド・ヘッド』)が共同で監督を務めていた。
オスカー賞の受賞経験もある2人組の作曲家、ロバートとクリステン・アンダーソン・ロペスも「アナと雪の女王」に引き続き、音楽を担当する予定だった。
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ピクサー及びウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長、エド・キャットマルは創作段階における問題についてこう言及した。「プロジェクトを一旦始めてしまうと、どうすればアイディアが降りてくるかを知るのは不可能なのです。そして時には、私たちがとあるアイディアをどれほど気に入っても、私たちの心がどれほどそれに執着していたとしても、うまくいかない時はうまくいかないとわかってしまうのです」
「『Gigantic』において、私たちはそういった地点に到達してしまいました。難しい決断ですが、このプロジェクトを今は一旦終わらせることにしました。私たちは今、別のプロジェクトに尽力を注いでいます。2020年の感謝祭(11月末)の公開を予定しており、さらなる情報もこれから公開していきます」