映画をヒントに完全犯罪を計画する父 VS 警察局長 『共謀家族』白熱の対決を収めた予告(クランクイン!)

出典元:クランクイン!

2020年中国年間興収トップ10入り&21週連続トップ3入りを果たした映画『共謀家族』より、犯罪映画を応用し完璧なアリバイ工作を目論む家族と警察の攻防戦を収めた本予告映像が解禁された。

【動画】映画のトリックを応用した完全犯罪を計画! 『共謀家族』本予告

 本作は、元々2013年にインドで大ヒットしたマヤーラム語の映画『Drishyam』を、2年後にヒンディー語でリメイクして再び大ヒットとなった『ビジョン』(2015/Netflixにて配信中)のリメイク。犯罪映画のトリックを知り尽くした男と、“1000の事件を研究すれば分からないことなどない”と言い切る警察局長が繰り広げる白熱の頭脳戦に加え、親子の愛と家族の絆、善悪の境界線、さらに人間の原罪と魂の救済にまで踏み込んだ重厚なヒューマンサスペンスだ。

 舞台は東南アジア、タイ。リー・ウェイジエは、幼き日に中国からこの地に移り住んできた。今は妻のアユー、高校生の娘ピンピン、まだ幼い娘アンアンの一家4人で幸せな毎日を送っている。小さなインターネット回線会社を経営しているリーは、信心深く穏やかな人柄で、地域の誰からも好かれていた。『ショーシャンクの空に』が大好きなリーは、暇さえあれば事務所で映画ばかり観ている映画マニアでもあった。

 そんなある日、サマーキャンプに出掛けたピンピンが、不良高校生に睡眠薬を飲まされて暴行され、その様子をスマホで撮られてしまう。ネットに動画を上げると脅されたピンピンは、自宅にやってきたその不良、スーチャットからスマホを奪おうと揉み合いになり、誤って彼を殺してしまう。スーチャットは、地区の警察局長の一人息子だった。

 出張から帰り、妻からすべてを聞かされたリーは、愛する娘と家族を守るため、完璧なアリバイ作りに着手する。常々「映画を1000本も見れば、世界に分からないことなどない」と考えていたリーは、それまで観てきた膨大な犯罪映画のトリックを応用し、捜査の先の先まで読み尽くした完全犯罪を計画する。警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返すリー。しかしその「共謀」の先には、予想もつかない結末が待っていた―。

 本予告映像には、完璧なアリバイ工作を計画した父リーが、家族に「今からは何もなかったようにふるまえ。さもないと表情で警察に気づかれる」と語るシーンや、ラーウェン警察局長が鬼気迫る表情で「息子はどこ?」「言いなさい!あの夜、何を見たの?」とリーの家族を問い詰める場面が登場。そして、リーの家族と警察の息詰まる攻防戦が怒濤の展開へとなだれ込んでいく。最後は「家族は秘密で強くなる」というキーフレーズに続き、「切り抜けたわね」と話しかける妻アユーに、リーが「まだこれからだ」と冷静に告げる場面で幕を閉じる。

 一家の父リーを演じるのは、シャオ・ヤン(肖央)。本作の演技により「2020東京・中国映画週間」第5回ゴールドクレイン賞/金鶴賞・最優秀主演男優賞を受賞した。リーの妻アユーを演じるのは、『チィファの手紙』『薬の神じゃない!』のタン・ジュオ(譚卓)。そして、行方不明となった息子スーチャットの後を追うラーウェン警察局長役には『ラストエンペラー』の名女優ジョアン・チェン(陳沖)。一家の長女ピンピン役は、ジョアン・チェンの次女、オードリー・ホイが演じている。

 監督はマレーシア出身で、台湾の大学で映画を学んだ新鋭サム・クァー。公開後、長編初監督ながら卓越した心理描写とストーリーテリングが高く評価され、2020年中国年間興収第9位という大ヒットを記録。先に出品された韓国・富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭では観客賞を受賞している。

 映画『共謀家族』は7月16日より全国順次公開。

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