2017年10月9日東京都渋谷ヒカリエで行われている、ユービーアイソフトのファン向けイベントUBIDAY2017。このイベントでは発売が今月末に迫った「アサシン クリード オリジンズ」に始まり、「ファークライ5」や「ザ クルー2」、さらに先日発表されたばかりの「レイマンレジェンド for Nintendo Switch」といった同社のタイトルが試遊展示されている。
「The Crew 2」画像・動画ギャラリー
「アサシン クリード オリジンズ」や「ファークライ5」のプレイ感覚についてはこれまでの記事にゆずり、弊誌であまり触れてこなかった「ザ クルー2」について紹介しよう。本作はアメリカ全土を舞台にしたオープンワールドレーシングゲーム「ザ クルー」の続編にあたる。車とバイクでアメリカ大陸を走破した前作から一転、今回はさらに飛行機とボートにも乗れるようになり、陸・海・空とありとあらゆるアメリカを舞台にレースを繰り広げていく。
今回の試遊でプレイできたのは、E3に出展していたものと同じもののようで、以下の公式動画で同じシーンを確認できる。夜の街を車でかっ飛ばすシーンから始まり、日中のボートレース、夕方の飛行機レースへと続く。
前作に引き続き、操作感にシミュレーター色はあまりなく、少なくともデフォルト操作はゲームらしい手触り。若干のコースアウトやスピンくらいなら割りとなんとかなるし、仮に大きく外れてもコース復帰の操作も用意されているのでプレイは気楽だ。自動回復するニトロゲージを使った加速も健在で、基本的なシステムはオーソドックスな作りといっていいだろう。
新たな乗り物となるボートでもそれは同じで、操作に戸惑うようなことはない。陸地と違ってハンドル操作が大きく影響する印象はあるが、すぐに慣れるだろう。一方で飛行機は少々操作が特殊でRB/LBで左右への旋回を行う。車やボートの感覚で左スティックで旋回しようとすると機体が回転してしまい、操作にやや癖がある。同じく試遊出展していた「ファークライ5」では戦闘機に乗るシーンが体験できるが、こちらは左スティック旋回と直感的。「ザ クルー2」ではさまざまな乗り物でレースを制すというのがテーマのようなので、飛行機操作をものにできるかどうかがカギになりそうだ。この操作に戸惑って公園のど真ん中に着陸する失態を演じてしまったが、コースへ自動復帰するまでに短いあいだながら地上を走ることもできたことを付け加えておこう。
前作では各地に小さなチャレンジが点在し、これを攻略することで車のパーツを得ていたが、今回の試遊はすでにレース中であるためかそういったチャレンジは確認できなかった。
いずれのレースもゴールすると、演出とともに次のレースへと移るため、本作の特徴として挙げられているシームレスに乗り物を乗り替える部分は確認できなかった。また、動画でも確認できるようにレースのつなぎとなる部分では地形がぐるっと巻き込まれるような演出がある。実際に地形がこのように変形することはないが、演出としてはおもしろいのでこれが一部にせよ製品版でも盛り込まれるものなのかが大変気になるところだ。