「劇場版 呪術廻戦 0」中村悠一が表現した“五条 悟の心情の底” お正月休み、リピート鑑賞のポイントは?(映画.com)

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出典元:映画.com

“百鬼夜行”決行の日である、12月24日に封切られた「劇場版 呪術廻戦 0」。アニメ「呪術廻戦」初の劇場版となる今作は、本編から約1年前を描いた前日譚「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。まさに“呪術廻戦の原点”ともいえる今作について、シリーズ屈指の人気キャラクター・五条 悟を演じる中村悠一に話を聞いた。中村が思う五条のキャラクター像、“五条の心情の底”を表現したシーンとは? そして公開から約1週間が経った今だから聞きたい、リピート鑑賞のポイントも教えてくれた。(取材・文・写真/編集部)

 テレビアニメ「呪術廻戦」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の芥見下々氏の人気漫画が原作。呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)と肉体を共有することになった主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が、呪術高等専門学校(呪術高専)に入学し、呪霊との壮絶な戦いに挑む姿を描く。今作「劇場版 呪術廻戦 0」は、アニメシリーズでは名前と立ち姿のみ登場していた乙骨憂太(おっこつ・ゆうた)が主人公。結婚の約束を交わした幼なじみ・祈本里香を交通事故で失い、怨霊と化した彼女に憑りつかれた乙骨が、呪いを解くために呪術高専で奮闘する。

 多くのファンの支持を得ている“五条先生”だが、演じている中村自身は「かっこいいキャラクター」という認識はなく、「五条のかっこいい部分はわかりません。そういう風に思って演じたことはないんです」と告白する。原作漫画やアニメシリーズを踏まえて、五条の印象を明かしてくれた。

 「大前提として作中の設定上、強いということ。あとは、まだテレビシリーズや劇場版では描かれていない部分ですが、少し冷酷というか、ドライな面があります。虎杖や乙骨と相対している時のような優しさはありますが、自分の考えと違うものに対しての寛容さはあまり持ち合わせないのかなとも感じます。」

 テレビシリーズが放送されたのが2020年10月~21年3月。話題となった要素のひとつに映像演出があるが、キャストである中村も映像表現に驚かされることがあったという。「例えば無量空処(むりょうくうしょ)。原作では、漏瑚 (じょうご)が全て言葉で説明していますが、やや抽象的な表現になっていました。アニメでは、作画チームをはじめとするスタッフの皆さんが、『何が起きているのか』『力の大本は何か』ということを、絵作りや演出でわかりやすく説明してくれています。そういうところはアニメならではの表現だと感じました」。

 そうした映像演出が特に際立つのがバトルシーン。インタビュー段階では映像は完成していなかったが、中村はテレビシリーズでの経験から、劇場版の映像にも大きな期待を寄せていた。

 「テレビシリーズも、収録段階では絵が完成していませんでしたが『かなり(絵が)動くだろうな』と予想していました。いざ完成した映像を見たら、背景を3D的に動かしたり、カメラがぐるっとまわったり、そういった表現・演出を目の当たりにして、立体感がある戦い方、平面的じゃない演出が面白いと思いました。今回も、絵コンテや線画から、おそらくそういった映像になるであろうことがうかがえました。しかも今回は劇場版という長尺。敵も夏油(げとう)ひとりではない。敵との総力戦が描かれるので、戦いのシーンは派手に表現されているのではないでしょうか。そこは見どころのひとつだと思います」

 映像演出が魅力の本作だが、演出がキャストの演技に影響を及ぼすこともあるという。「今回、劇場版の台本を読む前に原作漫画『0巻』を読みなおしたのですが、劇場版の台本と絵を見て、何カ所か“五条の心情寄りの演出”に切り替わっているところがあったんです。そのシーンは、原作を読んだ時のイメージを表現するのではなく、もうちょっと“五条の心情の底”が見えた方がいいだろうと思って演じました」。

 「五条が上層部と話をして『ああはなりたくないね』とブツブツ言いながら出てきて、『若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ』『何人たりともね』と独り言を言うシーンです。原作を読んだ時は、全部を愚痴の一部と思っていましたが、今回はその話の流れのなかで乙骨のアップが入るんです。乙骨がみんなと一緒にいる、日常に戻っている描写が入る。今作において、乙骨は非日常からスタートしています。突然、自殺しようとしても死ねないほどの力に憑りつかれて『どうしよう』と閉じこもっている状態から、呪術高専に来たことで、いつの間にか笑えるようになって、日常に戻ってこられている。そこに五条が現れて、乙骨のその様子を見たうえで『何人たりともね』という言葉に落ち着くので、僕のなかのイメージが変わりましたね」

 また五条といえば、テレビシリーズの主人公・虎杖、劇場版の主人公・乙骨を呪術高専に導いた人物でもある。“2人の主人公”の印象については「2人とも導入は一緒ですが、呪いとの関わり方が違います。虎杖は特級呪物を食べたことによって呪いと関わることになったので、自発なんです。一方、乙骨はなぜそうなったか自分ではわからない。そのなかでもがいて、変化して、日常を取り戻していく。でも虎杖は、日常に戻りたいのかどうかが定かじゃないというか……虎杖はまだ変化の途中にあるので難しいところですが、戦いのなかに身を投じていることがそんなに嫌じゃないように感じます。彼のなかには、困っている人がいたら助けるという前提がありますし。五条も虎杖のことをそういう風に言っていましたが、ちょっとおかしい、まともじゃないんです(笑)。でも乙骨はそれがない。そういった意味で、2人は行動の大本、動力源が違う、それがそれぞれの魅力になっているなと感じますね」。

 公開から約1週間が経ち、世間はお正月休み真っただ中。原作やテレビシリーズからの熱心なファンは、この期間にリピート鑑賞しようと意気込んでいるのではないだろうか。そんなファンのために、中村に“リピート鑑賞のポイント”を質問! リピーターはもちろん、初心者も必見な「劇場版 呪術廻戦 0」の注目ポイントを教えてくれた。

 「主人公の乙骨自体が今回初登場ですが、他にも劇場版から初登場するキャラクターが多く、“夏油の愉快な仲間たち”はほぼ初登場、テレビシリーズにはいなかったキャラクターです。豪華なメンバー(キャスト)でお届けしているので、あますことなく聞いて覚えておいていただきたいです。原作もそうですが、『呪術廻戦』という作品は、最初は些細なものだと思っていた描写が、後々伏線としてきいてくるということが多いです。今作『劇場版 呪術廻戦 0』のなかで描かれているものも、後々どうきいてくるかわからない。僕自身も何回も台本を読んでいるうちに、言葉のなかに意味があることに気づいたこともありました。何度も見ると、その度に受け止め方が変わってくると思うので、そういった変化も楽しんでいただきたいです」

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