フットボールアワー後藤が語る、本気の「ギター愛」(Rolling Stone Japan)

出典元:Rolling Stone Japan

ギタリストとしても知られるフットボールアワーの後藤輝基。もちろん、プロのミュージシャンというわけではないが、『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」や、『アメトーーク!』の「ギター芸人」といった企画で、後藤がギターを演奏する姿を見たことがある人は多いだろう。

【画像】100万円かけて改造したド派手ギター(写真9点)

かつては野性爆弾のくっきー!(現在はジェニーハイのベーシストとしても活躍)らとともにロックバンド「盆地で一位」のメンバーとしてメジャーデビューも経験するなど、確かな技術を持ち、カスタムに対する熱量も非常に高い。長渕剛と浅井健一を「二大巨頭」に挙げる後藤のインタビューからは、そのギター愛がはっきりと伝わるはずだ。

※この記事は2020年3月25日発売「Rolling Stone Japan vol.10」に掲載されたものです。
 
ー楽器特集の締め括りとして後藤さんに出ていただけて、非常にうれしいです。

後藤 ありがとうございます。「ついに来たか!」という思いです……ホンマのことを言うと恐れ多いですけど、ギターは好きなんで。昔から弾いてますね。

ー家には何本くらいお持ちなんですか?

後藤 ちょっと手放したりもして、あやふやなところはあるんですけど、10本ちょっとくらいじゃないですかね? 前はもうちょっとありましたけど。グレッチとヤマハが多いかな。

ー本日お持ちいただいた「ルーシー」はグレッチのボ・ディドリー・モデルをフルカスタムしたもので、昨年末に『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」で初披露された際には、「本体価格含めて100万円かかってる」とおっしゃってましたね。

後藤 それくらいかかってるんじゃないですかね。とりあえずあてがってみないとわからないパーツもあったんで、それも全部買って、楽器屋さんと一緒に「ああでもない、こうでもない」言いながらやりました。もともとこれの前に第一号機があるんですよ。同じボ・ディドリー・モデルのカラーを変えて、ピックガードを作って、それを番組に持っていったら……「弁当箱みたい」とか、ボロクソ言われて。でも、僕、あの四角い形がホンマに好きなんですよ。で、もっといろいろ変えられへんかなと思って、「光るのとか、無理かなあ?」とか思いつつ、どんだけできるか聞いてみなわからんなってことで、前からお世話になってるTC楽器っていう新大久保にある楽器屋さんの人に相談したんです。

ー光らせるとなるとなかなか大変そうですが……どんな風に相談したんですか?

後藤 そもそも今あのボ・ディドリー・モデルってなかなか手に入らないんで、「何とか探してくれへんか?」ってところから始まったんです。中古も売れ残りの新品も含め、全国いろいろ探してもらって、そうしたら「見つかりました!」って連絡があったので、カスタム用にまずそれを買って。で、どうカスタムするか。光らせるためにLEDを貼り付けることはできると。でも、「他の人がやってないくらい、もっと手の込んだことがやりたいんです」って言って、津嶋くんというずっとお世話になってる男の子に「LED埋め込んで作れないか?」ってお願いをしたんですね。

ーただ貼り付けるんじゃなくて、埋め込めないかと。

後藤 そう。そうしたら、「マジですか!」って言うから、「やっぱり無理か」と思ったら、「いや、違うんです。僕、ここの楽器屋で働く前に、LEDの会社で働いてたんです」って言うから、「ええー!」ってなって。「だから僕、他の人よりLEDの知識はあるんです」って。それで「物理的に可能なん?」って聞いたら、「やってやれないことはないと思います」って言われて、そこから始まったんです。

ーすごい。偶然の出会いも大きかったんですね。

後藤 そうなんですよね。もともと一回目カスタムして、グレーっぽい色に塗ったんですけど、そのときはトップだけやったんで、「こうしたらもっといいのにな」っていう思いがあって。今回木を削ってLEDを埋め込んだり、せっかく全部リフィニイッシュするんやったら、カラーも全部変えて、ヘッドの形も変えたいと。で、「ホワイトファルコンのヘッドに付け替えられへんの?」って相談したんです。要は、元のネックを外して、ホワイトファルコンのネックも外して、それをバコッと付けられへんのか? って。そうしたら、スケールが違うからそれは無理やと。「ヘッドの部分だけ切って、組み直して引っ付けることならできます」って言うけど、それやったらホワイトファルコンのヘッドにする意味ないから、実は今のは元のヘッドを改造してて、非常にわかりにくいんですけど、ヘッドも長方形になってるんです。

ーああ、確かに。ロゴが変わってるだけじゃないんですね。

後藤 めちゃめちゃなこと言ってるんですよ。ギターの強度で大事なのってテンションだから、ヘッドを取って直すのって、致命傷になりかねないんです。でも、津嶋くんを通じて、いろんな職人さんがやってくれました。だから今回の取材、本人にはまだ言ってないですけど、津嶋くんが一番喜ぶと思う。

ーそれはよかったです(笑)。

後藤 津嶋くんはホンマにめちゃめちゃ努力してくれて、作ってるときも「ギター界が驚きますよ!」って言ってたし、仕上がってきたときは握手したし、相当喜ぶと思います。

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