名画に魅せられた人々の欲望映すアートドキュメンタリー「レンブラントは誰の手に」監督、画商に聞く(映画.com)

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出典元:映画.com

オランダ黄金時代に活躍した巨匠レンブラントの絵画をめぐり、名画に魅せられた人々の愛と欲が交錯する様子を「みんなのアムステルダム国立美術館へ」のウケ・ホーヘンダイク監督が映したドキュメンタリー「レンブラントは誰の手に」が公開された。ホーヘンダイク監督と、映画に出演する画商で、レンブラントの肖像画を所有するオランダ貴族の家に生まれたヤン・シックス氏に話を聞いた。

 「大画家の絵画を所有するエリートの世界は、裕福で年配の白人男性が牛耳っているものの(レンブラントの作品を所有する女性にはまだ一度も出逢ったことがない)、どの時代にも通じる普遍的なテーマをそこに見つけることができたのです。それはうぬぼれ、野心、狩る本能、金欲、傲慢、情熱というのは、人間ならば誰もが持っているもの」と今作のテーマを語るホーヘンダイク監督。

 オークションで、サインのないとある肖像画がレンブラントの作品だと直感し、落札したヤン・シックス11世を映画の軸に据えた狙いについて、「私が最初にヤン・シックスに会ったとき、彼はまだ知られていないレンブラントの絵画を発見しようとしていると言いました。彼は自身を『レンブラント探偵』と呼びました。また、シックス家の御曹司である彼が、家族の歴史や自身の父親のプレッシャーから逃れようとしているということを知りました。私は映画監督として、彼が素晴らしい主人公になりうると即座に思いました。誰もが共感できる、普遍的な動機が彼の中に潜んでいると感じたのです。彼が自分だけが持っている価値を証明しようとする情熱、あるいは、欲求とも言うべき熱意は、まるでシェイクスピアの戯曲の中に登場する主人公のようです。彼が自分の目標を達成するためならすべてを賭ける意志があることは、最初から明らかでした」と説明する。

 生まれた時からすべてを兼ね備えているようなシックス氏が、画商、そして美術史家としての仕事の成果を喜ぶ姿が印象的だ。その一方で、名家に生まれた人間としてのプレッシャーも実父との関係で見て取れる。シックス家に生まれてよかったこと、そして辛いことを聞いた。

 「よかったことは、本の中の複製ではなく、本物の美術品に触れて成長できたことです。これは本当に素晴らしいことであり、最終的にその人が実際の美術品に情熱を持っているのか、または単に装飾の見た目を評価しているのかを決定付ける初期の利点と言えます。本物の美術品はいつも最高の教師となってくれます。苦労は、生まれたときから烙印を押されることです。レンブラントと先祖の関係は、自分自身もレンブラントとの繋がりを持っていることを暗示するでしょう。そして、それはもちろん真実ではありません。結局は人それぞれで、自分で決心するしかないのです。だから、成功を手にするために自分で努力しなければならない。私は長い間、外の世界から過小評価されていると感じていました。でも今ではかつてないほど気楽になりました。もう証明することが随分少なくなったからです」

 ホーヘンダイク監督は、今作で最も苦労したのはヤンが同僚の美術商から裏切りで告発されたとき」と、告白。「その瞬間、これを映画に入れるかどうかという大きなジレンマを感じました。ヤンがそれをよく思わないのは知っていましたが、オランダではニュースが広まっていたので、これを映画に入れないのは不適切だったでしょう」と決断した。

 人生の一部がドキュメンタリー映画化されることについてシックス氏は「俳優でもないのに一日中撮影されるというのは、不思議な体験でした。最初のうちは慣れませんでしたが、次第にカメラのことを忘れるようになりました。その結果、私の本当の姿がとても自然に描かれています。アートについて研究したり、話したりする時の熱意や喜び、楽しみもあれば、状況が悪くなった時の悔しさや怒り、不愉快さも見て取れると思います。最終的には自分の本来の姿に直面したようで、でもこれが現実です。完成した映画を観て、どれだけ長い時間をかけて撮影してきたのか、自分がどんな冒険をしてきたのかを実感しました。時間の記録として、この映画は時が経つにつれて成長していくと思うし、10年後、子供たちが大きくなって私と議論できるようになった時に、一緒にこの映画を観るのがとても楽しみです」と振り返り、もしレンブラントと話ができたら? と問うと「なぜ全ての作品にサインしなかったのか聞いてみたいです! そうすれば私の人生は楽になるのに! でも、単純な人間の描写ではなく、人間の感情を描くよう彼を駆り立てた本当の理由も聞きたいですね」と目を輝かせた。

 「レンブラントは誰の手に」は、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開。

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