城田優『NINE』で英語歌唱、「多言語のエンターテインメント楽しんで」(チケットぴあ)

出典元:チケットぴあ

城田優が主演するミュージカル『NINE』が、11月12日に開幕。これに先駆け、報道陣にゲネプロが公開された。

ミュージカル「ナイン」公開舞台稽古より<城田優>

アーサー・コピットが脚本、モーリー・イェストンが作詞・作曲を手がけた本作は、フェデリコ・フェリーニの自伝的映画『8 1/2(はっかにぶんのいち)』を原作としたミュージカル。1982年の初演はトニー賞10部門にノミネートされ、作品賞、作詞・作曲賞、助演女優賞、衣装デザイン賞、演出賞の5部門で最優秀賞を獲得した。今回の上演版は、藤田俊太郎が演出を務める。

城田が演じるのは、創作スランプに陥り迷走する映画監督グイド・コンティーニ。離婚を切り出してきた妻ルイザ(咲妃みゆ)との関係修復とスランプ打開のため、グイドはベネチアの温泉へ向かう。しかし、愛人カルラ(土井ケイト)や脚本の催促に訪れたプロデューサーのラ・フルール(前田美波里)らの登場で休まる暇もない。4日後に迫る撮影を前に現実から幻想の世界へ迷い込むと、これまで彼の人生を翻弄した女性たちとのエピソードが幕を開け──。

公私ともにトラブルを抱え、絶体絶命のグイド。城田はワイルドな無精ひげをたくわえ、落ちくぼんだ目元を覗かせながら、疲労困憊の中にもイタリア中年男の絶妙な“色気”を醸し出す。上演にあたって「この2020年にふさわしい様々な国の言葉や字幕を使った、多言語のエンターテインメントな内容」とコメントを寄せる通り、冒頭の「Guido’s Song」全編を英語で艶っぽく歌唱。ステージ上の様子を収めるライブカメラの映像がスクリーンに映し出される演出に、観客はグイドを主人公とする“映画”の世界へ自然と誘われていく。

グイドを取り巻く女性陣の緩急自在なパフォーマンスからも目が離せない。妻を演じる咲妃は「My Husband Makes Movies」で、夫に対する諦念を落ち着いた低音に滲ませた。すみれは、グイド作品の主演女優にして彼のミューズであるクラウディア役。不覚にも彼を愛したものの、別れを決意する思いを「Unusual Way」に乗せて歌い上げる。

特筆すべきは、ショーアップされたラ・フルールの「Folies Bergeres」。脚線美を余すところなく披露した前田が、持ち前のレビュー精神を発揮して歌い踊るさまは必見だ。幼いグイドに性の手ほどきをした娼婦サラギーナ役の屋比久知奈も、「Be Italian」の野性味あふれる歌声で客席を魅了していた。

上演時間は約155分(休憩含む2幕)。公演は11月29日(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。12月5日(土)~13日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールと巡演する。11月20日(金)13時公演はぴあ貸切公演を実施。

取材・文:岡山朋代

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