出典元:アーバン ライフ メトロ
大使館にはどこか華やかなイメージがあります。実際、建築の美しさで知られる大使館は東京都内に多数あります。半蔵門駅の近くにある英国大使館(千代田区一番町)はおしゃれな洋館で、まさにザ・大使館というべき建物です。
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また、アメリカ合衆国大使館(港区赤坂)は近代的な建築で、オランダ王国大使館(同区芝公園)は季節になると敷地内にチューリップが咲き誇ることで知られています。さらにクウェート国大使館(同区三田)は、戦後日本を代表する建築家・丹下健三が設計しており、個性的な美しさを持っています。
しかし、日本国内には現在140余りの国が大使館を置いているものの、敷地面積を誇れるのはごく一部です。
言うまでもなく東京は土地が高額であるため、明治時代に国交を結び広い敷地を確保できた国か、石油が産出するなど資金に余裕ある国の大使館に限られます。多くの国では土地や建物を借りて、大使館として使用しているのが実情なのです。