芸人にとってマネージャーの存在は欠かせない。その芸人の将来を左右することもあり得るほどマネージャーは重要な存在なのである。
各お笑い事務所には若手担当のマネージャーがいるのだが、若手芸人の数が多いので一人のマネージャーが何十組と担当するのが当たり前になっている。吉本などの大手にいたっては何千人も芸人がいるので、200組もの若手芸人を一人で請け負うこともある。そんな若手担当マネージャーの主な仕事はオーディションやライブのスケジュール管理である。ライブでネタを見て、その出来具合でオーディションを芸人に振ったりする。担当組数が多いので、その後は芸人任せで「あとは勝手に行ってこい」状態となり、どの芸人にどのオーディションを振ったのか把握できていない場合もある。
できるマネージャーになると、オーディションで結果を出すようになった芸人を売れている芸人のバーターでテレビや営業で使ってもらえるように話を進めるのである。そしてうまくバーターで使ってもらえるようになったときに、芸人にどのように振舞えばいいかアドバイスをすることもある。