U2『All That You Can't Leave Behind』20周年、ジ・エッジが振り返る完全復活の裏側(Rolling Stone Japan)

出典元:Rolling Stone Japan

グラミー賞で7部門受賞、世界32カ国で1位を獲得したU2『All That You Can’t Leave Behind』の20周年記念リマスター盤が1CD、2LP、2CDデラックス、5CDスーパー・デラックス・ボックス・セットなど各フォーマットでリリースされた。ギタリストのジ・エッジが、バンドと世界中のファンを再び結びつけた名作の制作過程を振り返る。

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2000年発表のアルバム『All That You Can’t Leave Behind』の制作にまず着手した段階で、U2には証明しなければならないことが山積みだった。テクノロジーの実験を全面に打ち出した1997年の『POP』は昔からのファンを遠ざけてしまう結果となっていたのみならず、真の意味でのヒット曲を生み出すことにも失敗していた。「ポップマート」のスタジアムツアーは技術的な面では一つの大勝利ともいえたが、とりわけ北米地域では大量の売れ残りチケットを出していた。批評家たちは“失敗(フロップ)マート”と揶揄したくなる衝動を抑えらずにいたものだ。

当時はエミネムやブリンク182、コーン、ブリトニー・スピアーズといったMTVの人気番組『トータル・リクエスト・ライブ』などに取り上げられやすいアーティストたちがトップ40を席捲していた時代でもあった。音楽的にはこれらのアーティストの間に共通項はほとんど見当たらないのだが、10代のキッズを魅了していた。フォード在任期(74年~77年)に結成されたロックバンドたちにとっては、そんな時代に自身の立つべき足場を見つけようとするなど、ほとんど滑稽の域でしかなかった。

それが一変したのは2000年10月に「ビューティフル・デイ」がヒットし、続いてU2が『All That You Can’t Leave Behind』を発表した時のことだ。プロデューサーにバンドの年来の盟友であるブライアン・イーノとダニエル・ラノワの二人を立て、収録曲には「ウォーク・オン」「エヴェレーション」「スタック・イン・ア・モーメント」といった、サウンド上の実験ではなく歌の構造やサビの方により重きを置いたトラックを並べた。同作は百万単位の売り上げを記録し、さらにはグラミーにおいても複数の受賞をはたすなど、それこそ信じられないくらいの推進力となってU2を2000年代へと押し出した。

バンドはこの『All That You Can’t Leave Behind』の発売20周年を祝うべく10月30日に収録数全51曲を誇るスーパー・デラックス・ボックス・セットをリリースした。これは2000年に同作が出たのと同じ日付だ。同ボックスセットには、シングルのB面曲にアルバムのアウトテイク、複数のリミックスヴァージョンのほか、2001年のワールドツアーのボストン公演の模様が完全版で収録されている。

カリフォルニアの自宅でローリングストーン誌の電話取材に応じたジ・エッジが、『All That You Can’t Leave Behind』の制作当時を振り返ったほか、来たるU2の新作の最新情報もわずかだが明かしてくれた。

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